日本菓子専門学校の製菓技術学科では2年間で様々なことを学びます。
このブログでも取り上げてきましたが、お菓子を作ること以外にも製菓理論や様々な材料のことを学んできました。
この二年間で学んだ技術と知識を使い、班のメンバー3人で配合から考え形にするのがこの「創作菓子」なのです。お菓子を創り上げ、ディスプレイまで行います。
何回もミーティングを重ね、授業としての試作を行い本番を迎えます。
フルーツのピューレ、リキュールなど様々な材料が発注されるので、材料置き場は大騒ぎです!


創作菓子はお菓子だけではなくマカロンも課題に入っています。それらを2日間で作り、ディスプレイまで行うのです。
生地やマカロンの焼成も、オーブンが被らないように各班で調整しながら作業を進めます。


ビスキュイ・ダコワーズ・タルト等色々仕込んでいきます。



同時進行で、センター部分や各層になる、ムース・ガナッシュ・ジュレ等も仕込んでいきます。



これはマカロンの仕込みですね。



各パーツが出来たらそれらをモンタージュ(組み上げること)していきます。


そして、仕上げにはいります。
グラサージュ仕上げ、ピストレ仕上げ。これまで授業で学んできた技術を使って仕上げていきます。





そして、飾り付けていきます。




マカロンも飾られていきます。



そして完成したのがこちらです。各班ごとにそれぞれの個性が出て見て楽しいです。























そして、ディスプレイされたのはこちら。こちらは一部を抜粋して・・・






手が込んでいて頑張ったなぁ、という作品



今期の製品は、味も組み立ても破綻する班が無く、全体的に良かったと思います。例年は味としてどうなの?とか、カットしたら崩壊したりなどありました。


最後に全員で各班の製品を試食し、ディスプレイの評価をして順位を決めましたが、みんな頑張りました!!!





細かい突っ込みどころは多々ありましたが、2年間学んできた成果は出たと思います。
この生みの苦しみ、そして楽しみを知ることが出来て、とても良い経験になったことでしょう!
toru
