いつの間にか入った梅雨もあっという間に終わりそうな6月の終わり。 今回は朝練と・夕練の紹介をしたいと思います。

朝練は月曜日から金曜日の毎日、授業の始まる前の時間に行っています。 洋菓子科は練習用クリームを使って、絞り・ナッペ・パイピングなどを行います。 和菓子科もパン科も朝練は行っています。
夕練は毎日ではありません。製菓・製パンの実習は、その時の製品によって出来上がる時間が違うので、早く授業が終わったら夕練を行えるということです。
朝練は、製菓技術学科の1・2年生、パティシエ科の学生が同じ教室でおこないます。 今まではそれなりの人数の学生が参加していたのですが、今年度はどういうことでしょうか、4月の最初から多くの学生が来ているのです!
「え? どうした?! なにがあった???」
ってくらい来るのです、学生が
今年はパティシエ科の学生達がとても多く参加しています。クラスの半数以上(16人くらい)来たこともありました。 そして1年生もまた多く来ているのです。
とても素晴らしいことなのですが、なかなか最初からこの人数が来ることもなかったので驚きです!
練習用クリームも大きなミキサーで仕込んで用意しているのですが、人数が多くてクリームが足りなくなるのです😨 このクリームを作ってくれる先生も大変です。

まずはナッペ。 ナッペとは「ケーキなどの表面にクリームを塗って均一に覆う作業」のことです。 パティシエになったら絶対に必要な技術の一つです。
ナッペは木製の台を使って練習をします。

このナッペ、なかなか難しい作業なのです。 学生達は入学してまだ3カ月ほど。なのでまだまだ出来なくて当たり前。 ですが、4月から来続けている学生達はやはり上手になってきています。


そして絞り。 ローズバッドとシェルの2種類です。 これもパティシエなら一生使う技術です。
この説明は 「66期 1年生スタートです!」のブログにも書いてあります。
ローズバッドは「バラのつぼみ」、シェルは「貝殻」の形のように絞ります。 この絞りは、クリームだけではなくクッキー生地を絞ったりもします。

これはシェルの絞りですね。





学生たちは、まめに先生に聞いてきます。 「形はどうですか?」 「大きさはどうですか?」 そのたびに私たちも、その学生その学生に合わせてアドバイスをしていきます。





こちらは2年生ですね、パイピングの練習をしています。 パイピングは 「Happy Birthday」 「おたんじょうび おめでとう」 などを書いて練習します。

この日はすごい人数の学生が来ていて、さらにそれを見る先生もたくさんおり、大騒ぎです(笑)

キリの良いところで片づけて、それぞれ授業の教室に向かいます。

パティシエ科の三人娘たちは余裕の表情ですが、ナッペも絞りも手ごたえを感じているのでしょうか?

朝練は毎日来るのは大変です。 毎日ではなくても、週に2回、3回でも良いので少しずつでも続けることが大事だと思います。 こういう技術は繰り返し繰り返し行うことで上達します。 最初から出来るはずはありません。誰でもそうです。 出来ないことを悩む必用は無いのです。 繰り返し練習していると、ある時急にコツをつかんで出来るようになることが多いです。
私の好きな言葉で、鴨川ジムの鴨川会長が言っておりました。
「努力した者が全て報われるとは限らん。 しかし!成功した者はすべからく努力しておる!!」
本当にそう。 でも4月から来て練習している君たちは、着実に上手くなっているよ👍
まだまだ、伸びしろだらけなんだから、少しずつ技術を上げていきましょう!
toru