スイスシャレー - 日本菓子専門学校

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スイスシャレー

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新年を迎え、2年生の授業も残り少なくなってきました。
今回は、卒業制作でも多用するパスティヤージュを使って、スイスシャレーを作る授業です。

まず、スイスシャレーですが、スイスの代名詞の一つともなっている木造建築の山小屋の呼び方です。
この建物をパスティヤージュを使って立体的に作るのが、今回の授業です。

パスティヤージュとは、粉糖やゼラチンなどの材料をよく練ってペースト状にし、それを薄く伸ばしたりしてウェディングケーキやバースデーケーキなどのディスプレイを作る、装飾菓子の一種です。
ガムペーストと言ったりもしますね。

完成はこのような形です。

パスティヤージュを使っての立体は、薄く伸ばした生地を設計図を基にして切り出し、
しっかり乾燥させないとならないので、2日間にわたっての授業となります。

まずは先生のデモンストレーションを行い、組み立て方を説明していきます。

切り出したパーツはグラス・ロワイヤルで接着していきます。
グラス・ロワイヤルとは、卵白・粉糖・レモン果汁でつくったものです。



パーツを切り出した状態がこちら。
1日目はここまでを作ります。

切り出す窓は1センチ角。
なかなか細かい作業になります。

建物の外壁や屋根などの大きなパーツの他にも、バルコニーや階段、
建物を中から支えるパーツも必要なので、
初日はとにかくパーツを切り出していきます。

設計図どおりに切り出すのはもちろん、
曲がったり歪んだりしないようにしなくてはなりません。

中の壁も支えるパーツでしっかり補強してあります。
この支えも切り出しておきます。

各パーツを切り出して、1晩しっかり乾燥させます。

2日目は、パーツを組み合わせていきます。

窓の裏にはパラフィン紙を貼り付けます。

慎重に組み上げていきます。

屋根まで組みあがり、完成までもう少しです。

もう一つのパーツ、シュクル・ロッシュ(岩飴)を作ります。
140℃くらいに煮詰めたシロップに、グラス・ロワイヤルを入れて
良く混ぜると…

モコモコモコ…

こんな感じの、気泡を含んだまま固まった状態になります。

失敗すると、ぺしゃんこにつぶれるので
慎重に作っているのですが、

和気あいあいとやっております(笑)

今回は緑色に着色して、木を作ります。

だが何故か青色のものが…
どう使うのでしょうか。

生徒の作品。
良い感じです。

こちらは木の幹も作っていますね。

む?

むむむ❓

むむむむむっ❓❓❓

青色のものは「雲」をイメージしたようです。

これは雪のイメージですね。

設計図は同じでも、生徒たちの個性が出てくるのが面白いですね。

こちらは今回の授業で先生が作ったもの。

屋根のダイヤ模様も美しい

先生の作品は精度もバランスも素晴らしい。

今回の授業の各パーツ。
・パスティヤージュ
・グラス・ロワイヤル
・シュクル・ロッシュ
これらは卒業制作でもかなり使うパーツです。

2月も近くなり、各班で卒業制作のデザインを考え、
ミーティングを進めているなか、これらをどう使っていくのか楽しみです。

卒業制作の過程もアップしますのでお楽しみに!