渋さを追求、チョコレート細工。 - 日本菓子専門学校

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渋さを追求、チョコレート細工。

渋さを追求、チョコレート細工。

こんにちは!!

前回は工芸菓子の授業、第一弾として飴細工の様子をお届けしました。
いかがだったでしょうか。あの艶や透明感に心奪われる人は多いのではないでしょうか。
かく言う私もその一人であり、ハイテクニカル学科へ進学することを決めたきっかけの一つになる学生も多いです。

今回は飴細工と対を成す、チョコレート細工の様子をお届けします。
チョコレート細工は名前の通り、チョコレートを使用した工芸菓子です。様々な技法で艶を出したりマットに仕上げたり…
チョコ由来の落ち着いたこげ茶色がメインであること、透明を表現出来ないことから飴細工と比べると華やかさはありませんが、その艶や色の渋さに囚われる人ももちろんいます。現在パティシエの方も、昔は好きではなかったけれど最近そのカッコよさに気づいた人もいるのではないでしょうか。

そんな渋くてカッコいい世界を教えてくれるのはこの先生!!

われらが担任、平岡先生です!!

今回のチョコレート細工も一回目は一人一台、製作します。

まずは骨となる土台のパーツをとっていきます。
チョコレートはしっかり固まった後、しばらく置いて結晶を安定させる必要があるので最初に作業をしてしまいます。

ペティナイフを使用してお花の花弁を作っていきます。
今回のお花はホワイトチョコレートに少しずつスイートチョコレートを加え、白色から黒色へグラデーションをつけていきます。

花弁をつける向きや間隔、グラデーションの加減などで雰囲気はかなり変わります。

チョコ色素を使用した球体パーツや、リボンやつるなどその他パーツを作っていきます!
パーツが全て揃ったら、いよいよモンタージュをしていきます。
飴細工の時は扇風機やエアダスターの風で冷え固まりますが、チョコはしっかり固まるまでの時間がとても長いです。そのため、冷却スプレーを使用して一気に温度を下げねばなりません。

飴細工と同じく、とても緊張しますね…!!
見てるこちらもドキドキです。。

学生の作品、無事完成しました!
形は似ていても、色や付ける量などで雰囲気がガラッと変わりますね!

そして、平岡先生の作品も無事完成です。
チョコレートの色々な表情が出ていてとても渋カッコいいですね!

今回も一人一台、二日間で製作を行いました。これで飴チョコの基本的な技術の復習が終わったので次回からは二人で一台、製作になります。人が増える分、取れるパーツも多くなるのでこれまで以上にボリュームのある作品を作れると思います!

それではまた次回!良いゴールデンウィークを!!

イルカ