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パンの種類を体系的に紹介!|分類方法と代表的な25種について徹底解説

パンの種類を体系的に紹介!|分類方法と代表的な25種について徹底解説

「いつものパンに飽きてしまった」「新しいパンに挑戦してみたい」そんな思いから、パンの種類について調べている方も多いのではないでしょうか。

世界規模だと数千以上のパンが存在するため、まずは基本となる分類方法と代表的な種類を押さえることが大切です。

そこで本記事では、ハード系・ソフト系・セミハード系などの分かりやすい分類で、代表的な25種類のパンを詳しく解説していきます。

製パンの道を考えている方にも役立つ資格情報もお伝えしているので、ぜひ最後までご覧ください。

パンの分類方法

パンの種類がどれほどなのか正確な数は分かっていませんが、世界規模で見ると5,000~6,000種類ものパンが存在するといわれています。

代表的なパンの種類を知りたいのであれば、特定の分類に沿って体系的に把握していく方法がおすすめです。

ここでは、パンを分類するための主要な3つの視点について、詳しく解説していきます。

パンは、その食感、特に外皮である「クラスト」の硬さと、内側である「クラム」の状態によって分類することが可能です。

「ハード系」「ソフト系」、そしてその中間にあたる「セミハード系」の3種類が存在します。

ハード系

ハード系のパンは、その名のとおり硬く焼き上げられたクラストが最大の特徴です。

パリッとした口当たりの外皮とは対照的に、クラムは気泡が大きく、もっちりとした食感を持っています。

主に、食事と一緒に楽しまれることが多いパンです。

ソフト系

ソフト系のパンは、クラストとクラムともに柔らかく、ふんわりとした口当たりが特徴です。

きめ細かくしっとりとした口当たりで、甘みのある味わいが幅広い世代に親しまれています。

日本の食パンのように、私たちの食生活に深く根付いているパンが、ソフト系に多い傾向です。

セミハード系

セミハード系は、ハード系とソフト系の両方の特性を併せ持ったパンです。

クラストには適度な硬さがありながらも、クラムはもっちりとしていて食べ応えがあります。

ハード系ほど硬くなく、ソフト系ほど柔らかすぎない絶妙なバランスが魅力です。

主原料(小麦粉、水、酵母、塩)と副材料(バター、卵など)の使用割合で分類する方法もあります。

リーン生地

リーン生地とは、小麦粉、水、酵母、塩を基本とし、砂糖や油脂などの副材料をほとんど使用せずに作られるパン生地を指します。

リーン生地のパンは、小麦本来の素朴な味わいや香りを楽しめるのが特徴です。

シンプルな味わいのため主食にしやすく、ハード系のパンに適しています。

リッチ生地

リッチ生地とは、砂糖、卵、牛乳、バターといった副材料を豊富に使用した生地を指します。

甘みやコク、そして柔らかくしっとりとした口当たりが、リッチ生地のパンの特徴です。

ブリオッシュやデニッシュ、日本の菓子パンなどが含まれます。

パンは世界各国の食文化と密接に結びついているため、発祥国によって分類することも可能です。

フランスのバゲット、ドイツのライ麦パン、イタリアのフォカッチャなど、国を代表するパンも数多く存在し、それぞれ個性的な特徴を持っています。

主要なパンの種類【ハード系】

ここからは、先に解説した分類方法に基づき、具体的なパンの種類を見ていきます。

まずは「ハード系」に分類されるパンから見ていきましょう。

バゲット

フランスを象徴するハード系のパンであり、その名前は「杖」を意味します。

小麦粉・水・塩・酵母のみで作られるリーン生地が特徴で、表面はパリッと硬く、中は大きな気泡のあるもっちりとした口当たりです。同じ生地でも形状によって呼び名が変わり、例えばバゲットより太く短いものは「バタール」、麦の穂の形をしたものは「エピ」と呼ばれます

パン・ド・カンパーニュ

フランス語で「田舎のパン」を意味する、大きく丸い形が一般的なパンです。

小麦粉にライ麦粉や全粒粉を加えることが多く、素朴で滋味深い味わいと、ほのかな酸味が特徴です。 薄くスライスしてチーズやハムと合わせたり、スープに添えたりするのに向いています。

パン・ド・ミ

「中身のパン」と訳されるフランスのパンで、クラスト(外皮)よりもクラム(中身)を味わうことを主眼としています。

クラストは薄く、しっとり・もちもちとした口当たりで、山型やラウンド型など形状のバリエーションが豊富な点も特徴です。

食パンと似ていますが材料・製法は大きく異なり、味や食感に明確な違いがあります。 トーストがおすすめですが、サンドイッチを作るのにも適しているパンです

グリッシーニ

イタリアのトリノが発祥とされる、細長いスティック状のパンです。

クラッカーのようにカリカリとした食感が特徴で、ナポレオンも好んだと伝えられています。

リーン生地を使い、水分を飛ばすように焼き上げることから、保存性が高いのもポイントです。

手で折って一口大にして食べるほか、生ハムを巻きつけたり、ディップソースを添えたりして楽しみます。

ライ麦パン

小麦粉の代わりに、あるいは小麦粉と混ぜてライ麦粉を用いて作られるパンの総称です。

特にドイツや北欧といった冷涼な地域で主食として親しまれています。

ライ麦の配合率が高いほど色が濃く、ずっしりとした重い口当たりと独特の爽やかな酸味が特徴です。

食物繊維が豊富で、薄く切ってチーズや肉料理とともに食されます。

イギリス食パン

日本で「山型食パン」として広く知られているパンのルーツです。

型に蓋をせずに焼き上げるため、上部が窯の中で伸び、こんもりとした山の形に仕上がります。

クラストはサクサクと香ばしく、中のクラムはふんわりとして引きが強い口当たりです。

バターやジャムを塗って、トーストで食べるのがもっともポピュラーな食べ方です。

サンフランシスコサワーブレッド

アメリカのサンフランシスコで生まれた、酸味が特徴の食事パンです。

乳酸菌と酵母からなる自家製のサワー種(サワードウ)を使って発酵させることで、独特の爽やかな酸味と複雑な風味が生まれます。

クラストは硬く、クラムはしっとりともちもちした口当たりです。

スープやシチューとの相性が抜群で、特にクラムチャウダーと合わせるのが定番です。

主要なパンの種類【ソフト系】

続いて「ソフト系」のパン7種類について紹介・解説していきます。

食パン

日本でもっともポピュラーなパンの一つであり、主に朝食の主食として親しまれています。

柔らかくきめ細かいクラムと薄いクラストが特徴で、ソフト系の代表格ともいえるパンです。

形状が2種類あり、角型で焼く「角食パン」と、イギリスをルーツとする「山型食パン」に大別されます。

そのまま食べるのはもちろん、トーストしてもおいしく、サンドイッチのレシピも多種多様です。

クロワッサン

フランスのクロワッサンは、オーストリアのパンを起源としながらフランスで完成された「三日月」を意味するパンです。バターを折り込んだ生地を何層にも重ねて焼き上げるため、外はサクサク、中はしっとりとした独特の食感が生まれます。

バターの豊かな風味が、口いっぱいに広がるリッチな味わいが魅力です。

ブリオッシュ

バターと卵をふんだんに使用した、フランス発祥のリッチな菓子パンです。

パンとお菓子の中間のような存在で、鮮やかな黄色のクラムと、ふんわりと軽い口溶けが特徴です。

特徴的な形をした「ブリオッシュ・ア・テット」が有名で、そのままおやつとして食べたり、フルーツやクリームを添えたりして楽しまれています。

デニッシュ

クロワッサンと同様に、バターを折り込んだ生地で作られるパンの総称で、起源としてはオーストリアのウィーンで作られたパンに由来します。

フルーツやカスタードクリームなどを乗せて焼き上げることもあり、サクサクとした口当たりと甘いフィリングの組み合わせは絶妙です。

食事パンというよりは、おやつやデザートとして、コーヒーや紅茶とともに楽しまれています。

スコーン

イギリスのアフタヌーンティーに欠かせない、パンと焼き菓子の中間に位置するクイックブレッドです。

イギリス式のスコーンは、外がさっくり、中はほろりとした口当たりで、素朴な甘さを楽しめます。

2つに割ってクロテッドクリームとジャムを添えて食べるのが伝統的なスタイルです。

マフィン

一般的にカップケーキ型で焼かれるアメリカ式マフィンは焼き菓子ですが、イギリス式の「イングリッシュマフィン」はパンに分類されます。

こちらは酵母で発酵させた生地を使い、フライパンや鉄板で焼くのが特徴です。

外はカリッと、中はもっちりとした口当たりで、半分に割ってトーストし、バターや卵料理と合わせて朝食に食べられます。

パンドーロ

イタリアのヴェローナ地方で生まれた、クリスマスの時期に食べられる伝統的な発酵菓子です。

パンドーロは「黄金のパン」を意味し、その名のとおりバターと卵を贅沢に使った鮮やかな黄色の生地が特徴です。

星形の専用型で焼き上げ、粉砂糖を雪のように振りかけて食べます。

主要なパンの種類【セミハード系】

ここでは、ハード系とソフト系の中間に位置づけられる「セミハード系」のパンを紹介していきます。

ベーグル

ベーグルは、中世のポーランドで生まれたとされるパンです。

生地を発酵させた後、焼く前に一度ゆでるという独特の製法が特徴です。

外はつるりとしていてかみ応えがあり、中はもっちりと詰まった独特の食感が楽しめます。

プレッツェル

プレッツェルは、結び目のような形が特徴的なドイツ発祥のパンです。

焼く前にアルカリ性の水溶液に浸すことで、表面が美しい茶色に色づき、独特の風味が生まれます。

ドイツ式のものはセミハード系に分類され、表面はパリッとしつつも中はふっくらと柔らかい食感です。

スナック菓子として知られるアメリカ式のものは、カリカリとした口当たりでハード系に分類されます。

カイザー・ゼンメル

カイザー・ゼンメルは、オーストリアのウィーンが発祥で、「皇帝のパン」という意味を持ちます。

表面にある渦巻き状の模様が、王冠のようにも見えるからです。

ケシの実やゴマがまぶされていることが多く、パリッとした軽い口当たりをしています。

シンプルで飽きの来ない味わいのため、ハムやチーズを挟んでサンドイッチにするのが定番です。

セーレン

ドイツ南部、シュヴァーベン地方の伝統的なパンです。

「魂」という意味の名を持ち、シュヴァーベン地方のお祭りである万霊祭に供えられていた歴史があります。

水を多量に使うことから、外はパリッと、中はしっとりとしたみずみずしい食感に仕上がるのが特徴です。

一般的なセーレンには、岩塩とキャラウェイシードがまぶされています。

フォカッチャ

イタリア発祥の平たい形状をした食事パンです。

生地にオリーブオイルを練り込むため、外はカリッと、中はしっとりもっちりとした食感に仕上がります。

指でくぼみをつけ、ローズマリーや岩塩をトッピングするのが伝統的なスタイルです。

そのままはもちろん、料理に添えたり、サンドイッチにしたりと幅広く活用できます。

チャバタ

イタリア語で「スリッパ」を意味する、平たく細長い形が特徴の食事パンです。

水分を多く含んだ生地を発酵させて作るため、クラストは薄くてパリッとしており、クラムは気泡が大きくもちもちとした食感に仕上がります。

オリーブオイルの風味が豊かで、そのまま食べてもおいしいパンです。

具材を挟んでプレスして焼く「パニーニ」のパンとしても使用されています。

主要なパンの種類【菓子パン】

おやつや軽食としても楽しまれる「菓子パン」も、パンの種類の一つです。

世界的にも知られている菓子パンのいくつかをピックアップして、紹介していきます。

あんパン

日本で生まれた菓子パンの代表格で、明治時代に木村屋の創業者によって考案されました。

しっとりと柔らかなパン生地で、あんこを包み込んだ和洋折衷のパンです。

中央に桜の塩漬けが乗せられているのが伝統的なスタイルで、あんの甘さとパン生地の風味、そして桜の塩気が生み出す絶妙な調和を味わえます。

こしあんやつぶあんなど、あんの種類も豊富です。

メロンパン

メロンパンは、パン生地の上に甘いビスケット生地を乗せて焼き上げる菓子パンです。

その見た目や模様がマスクメロンに似ていることから、メロンパンという名称が名付けられました。

外側のビスケット生地はサクサクとした口当たりで、中のパン生地はふんわりと柔らかく、2つの異なる食感を楽しめるのが特徴です。

シナモンロール

シナモンシュガーを巻き込んだ生地を、渦巻き状にして焼き上げた菓子パンです。

スウェーデンが発祥とされ、北米や北欧で広く親しまれています。

焼き上がりにアイシング(砂糖のクリーム)をかけるのが一般的で、シナモンの豊かな香りと濃厚な甘さが特徴です。

ドーナツ

小麦粉を主原料とした生地を、油で揚げて作られる菓子がドーナツです。

リング状や丸い形状が一般的で、砂糖をまぶしたり、チョコレートやグレーズでコーティングしたりと、多種多様なバリエーションが存在します。

バース・バン

バース・バンとは、イギリス南西部の都市バースが発祥とされる、リッチな菓子パンです。

バターや卵、砂糖を使った甘い生地で作られ、表面には砕いた砂糖の塊がトッピングされています。

生地の中にはレーズンが練り込まれていることもあり、ふんわりとした口当たりと優しい甘さで、紅茶とともに楽しまれているパンです。

さまざまなパンの種類を紹介してきましたが、その世界は非常に奥深いものです。

パンの種類やパン作りへの興味が尽きない方は、以下に挙げる関連資格の取得を目指してみるのもおすすめです。

本格的に製パン業界でキャリアを目指すなら、業務に役立つ資格の取得は大きな強みになります。

パン製造技能士

パン製造技能士とは、製パンに関する高度な技術と知識を保有していることを客観的に証明できる、パン製造分野における唯一の国家資格です。

級位は特級、1級、2級に分かれており、それぞれ学科試験と実技試験が課されます。

受験するには、級ごとに定められた年数の実務経験が必要です。ただし2級資格の場合、専門学校で所定の課程を修了することで、卒業と同時に受験資格が得られます。

パン職人としての信頼性を高められるだけでなく、キャリアアップを目指す際にも役立ちます。

食品衛生責任者

飲食店や食品製造施設などを運営する際に、施設ごとに必ず1名を置くことが法律で義務付けられているのが食品衛生責任者です。

食品衛生法に基づき、施設全体の衛生管理を監督し、食品事故や食中毒などのリスクを防ぐ重要な役割を担います。

特定の食品関連資格を得るか、自治体が実施する養成講習会を修了することで、食品衛生責任者の資格を取得可能です。

パンの知識を深めながら、独立開業も視野に入れている場合、取得を検討すべき資格といえるでしょう。

製菓衛生師

製菓衛生師は、洋菓子や和菓子など製菓全般に関する専門知識と技術や、公衆衛生に関する知識を持つことを証明する国家資格です。

製菓の専門学校などで1年以上学ぶか、2年以上の実務経験を積むことで受験資格が得られます。

パンと菓子、両方を扱うベーカリーで活躍したい場合は、製菓衛生師の取得を検討してみてもよいでしょう。

パン作りの幅広い知識を楽しみながら学びたい方には、民間資格も選択肢の一つです。

パンシェルジュ検定

パンの製造技術だけでなく、その歴史や文化、材料、マナー、トレンドといった幅広い知識の深さを測る民間の資格です。

パンをより深く理解し、その魅力を多角的に語れるようになることを目指します。

レベルは「ベーシック(3級)」「プロフェッショナル(2級)」「マスター(1級)」の3段階です。

パンの知識を得たい方はもちろん、販売員や企画開発職を目指す方にもおすすめの資格です。

ベーカリーパティシエ

ベーカリーパティシエは、日本インストラクター技術協会が認定する民間のパン資格です。

パンの種類や歴史といった基礎知識から、生地作り、発酵、焼成といった実践的技術、さまざまなパンのレシピなど、幅広い知識やスキルを持つことを証明します。

パン職人としての仕事はもちろん、自宅でのパン作りや講師活動にも生かせる資格です。

パン好きの方から本格的にパン作りの仕事を目指す方まで、幅広い層におすすめできます。

まとめ

パンを体系的に理解するには、生地の硬さ・配合・国別といった分類方法で、代表的なパンの種類から押さえていきましょう。

本記事で紹介したパン以外にも、さまざまな種類のパンが存在し、それぞれ独自の製法や文化的な背景を持っています。

もっと幅広いパンの種類や製法について深く学びたい方は、より専門的な知識を得られる場所での学習を考えてみてはいかがでしょうか?

日本菓子専門学校の製パン技術学科では、製パン技術のみならず製菓の基礎も学べるため、パン職人としての幅がさらに広がる知識を習得できます。

食品衛生責任者の資格を在学中に取得でき、パン製造技能士2級も卒業と同時に受験資格を得られるので、本格的な資格取得を目指す方も、日本菓子専門学校で学ぶことをおすすめします。

日本菓子専門学校では、随時オープンキャンパスを開催しています。資料請求も受け付けておりますので、ぜひ日本菓子専門学校での学びをのぞいてみてください。

 

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