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中世から存在した!?意外と知らないパティシエの歴史







パティシエといえばお菓子の本場・フランスを思い浮かべる方が多いと思います。
実際、パティシエという言葉が誕生したのは中世のフランスですが、
どのようにパティシエという職業が始まったのでしょうか。
この記事では、パティシエの歴史について迫っていきます。

 

フランス発祥の職業「パティシエ」の基礎知識

「パティシエ」は、フランス語で「菓子職人」を意味する言葉です。
正確には、「パティシエ(Pâtissier)」は、
男性の菓子職人を指します。

女性は「パティシエール(Pâtissière)」と呼称が変わります。
日本では、性別による呼称の違いを意識する必要は特にありません。


現地では、小麦粉でできた生地を焼いた焼き菓子、
もしくは焼き菓子を販売している店のことを「パティスリー (Pâtisserie)」と呼びます。
焼き菓子全般のほか、菓子パンなども手がける点が特徴です。
パンにおいては「ブーランジェ(パン職人)」がいるものの、
パティシエも仕事の範囲内とされています。
なお、チョコレートを扱う「ショコラティエ」はまた、パティシエとは別の職業です。


フランスにおけるパティシエの社会的地位は高く、国家資格が必要です。
現地では医者と同等の地位を誇っています。
フランスにおけるパティシエ自体の歴史は長いものの、
日本で「パティシエ」という言葉が広まったのは2000年代初頭とされています。

甘味を作らなかった時代も?知られざるパティシエの歴史

フランスで「パティシエ」という言葉が使われるようになったのは、
13~14世紀の中世です。
当時は甘いタルト、スパイシーな「パンデピス(蜂蜜で味付けした生地にスパイスを加えたパン)」が製造されていました。
1440年頃、パティシエが主に作っていたのは甘いお菓子ではなく、
肉や魚を使ったパテです。
つまりパティシエは現在の甘味のお菓子ではなく、
小麦粉を使った料理を作る職業として定義づけられていたということです。


1700年初頭、パティシエは料理にハムやベーコンなどの加工肉を使用することを禁止されていました。
その後、パイやクロカンブーシュといった甘味の製造にシフトしていったようです。
この頃には、近代のパティスリーの土台が形成されていたと考えられています。
近代のパティスリーは、この当時に考案されたスイーツを時代に合わせて微調整しているにすぎないと考えられています。
それほど、当時のお菓子作りが完成されていたようです。

 

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パティシエは歴史のある職業です。
こうした文化的な背景からお菓子作りの知識を深めるのもおすすめです。
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