2月3日といえば節分の日です。こちらでは、節分における豆まきの習慣と、大豆を使ったスイーツについてご紹介します。



  日本の節分には、なぜ豆をまく習慣があるのでしょうか。まずは、日本の豆まき習慣をおさらいしてみましょう。
節分は「季節を分ける」という意味を込めて2月3日に設けられた記念日です。「鬼は外、福は内」という掛け声とともに、豆がまかれます。ここでいう豆とは、正確には煎った大豆のことです。地方によっては落花生がまかれることもあります。
「鬼は外」には邪気を祓う願いが、「福は内」には幸せを取り込む願いが込められています。豆まきのあとは年齢の数だけ豆を食べることで、1年間の幸せを祈るのが一般的です。
古来より日本では、大豆には病などの災いを退ける霊力があると信じられていました。また、その豆を身体に入れることで、霊力を取り込めると考えられていたようです。この風習が中国の「追儺（ついな）」という鬼祓いの儀式と組み合わさって、平安時代に日本へ広まったという説が有力です。
豆まき自体は室町時代より庶民に広まったとされています。ただし、当初は大豆ではなく、米や炭、栗などをまいていたようです。

  節分でまいた大豆はさまざまな方法で食べられています。洗って炊き込みご飯にする方法などがありますが、余った場合は以下のようなスイーツを作るのもおすすめです。

  煎り大豆をすりつぶし、牛乳、生クリーム、はちみつ、バターなどと混ぜ合わせて作る生キャラメルです。グラニュー糖と水を混ぜ合わせて加熱したもので、甘さと色味を加えます。冷蔵庫で冷やし固め、好みの大きさに切れば完成です。あえて大豆を粗くすりつぶすと、つぶつぶの食感を楽しめます。 煎り大豆とおからパウダー、チョコレートだけで簡単なチョコスイーツを作れます。作り方は、チョコレートを湯煎で溶かして煎り大豆とおからパウダーを混ぜます。あとは冷蔵庫で冷やすだけで完成です。適度な大きさに切り分け、お好みで岩塩をふりかけてください。 大豆粉を使ったスイーツもあります。他に玉子を用意するだけで作れるシンプルなケーキです。簡単に作れるほか、低糖質な点もうれしいポイントです。
玉子は卵黄・卵白に分けておきましょう。卵黄は大豆粉と混ぜ合わせてください。卵白はメレンゲにしておきましょう。
その後、卵黄・大豆粉の混合物とメレンゲを少しずつ混ぜ合わせてください。型に流し込み、熱しておいたオーブンで20分程度焼くと完成です。


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