パティシエ・洋菓子の仕事

活躍する卒業生たち

授業で知ったチームワークの面白さ。 修業先でも、シェフになっても役立てています

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学生時代、同じ授業を聞いていても、チームワークが良ければほかの班よりうまくいくということに面白味を感じていました。私は、人の得意なところと不得意なところをチョイスしながら組み立てていくのが好きだと気づいたんです。当時、印象的だった「挨拶と返事が大事」という先生の言葉も、結局はどんなお店でもチームでやるものだからということですよね。卒業してル・サントノーレの棟田純一シェフのもとで働きましたが、パティシエの社員だけで20人以上いて、まさにチームをうまく回してシェフを支えていました。たくさんのお弟子さんが巣立っているので、2年目には自分も独立を考えていました。一番上を任されるようになると、プロデュースの仕方、接客や経営のスキルも大事だと実感し、さらに勉強を進めました。
オープンして7年、もっと地元に還元できるお店にしたいし、業界全体のことも考えるようになりました。若い人たちには、自分で目標を立てて自信をつけられるような、仕事の選び方、仕事の仕方をしてほしい。そのための環境を整えていきたいですね。
パティスリー・ナオヒラ 〒144-00522
東京都大田区蒲田2-18-22 TACビル1F
03-6424-5033
http://patisserie-naohira.com/
和洋を問わない素材使いで、地域に愛されるパティスリー
2010年に東京・蒲田にオープン。誰にでも親しみやすい雰囲気に「今」をしっかり反映させた菓子が人気。実は和菓子好きというシェフは、和素材も洋素材も区別せずに使う。讃岐の和三盆糖蜜を使った「蒲田カステラ」は、お客様との会話を反映して誕生し、蒲田土産として大ヒット商品になった。
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パティスリー・ナオヒラ 柴田 一平
製菓技術学科 洋菓子科 34期生
東京都立明正高等学校出身