コーヒーにまつわるトリビア 喫茶店・純喫茶・カフェの違いは?

純喫茶をご存知でしょうか? カフェでの勤務を夢見てパティシエを目指している方であれば是非体験していただきたい本格的な喫茶店です。
こちらでは、コーヒーまつわるトリビアとして喫茶店・純喫茶・カフェの違いについてお話しします。
■レトロブームで注目される「喫茶店」
昨今は「レトロな雰囲気」が若者の間でブームになっています。レコード、使い捨てカメラなどがその代表例です。古い写真のような加工ができるアプリのような、レトロを演出するサービスもあります。
「喫茶店」もそうしたレトロブームで注目されているスポットのひとつです。特に10代の方には昭和レトロな店内の雰囲気が新鮮に見えるようです。
日本初の喫茶店である「可否茶館(かひさかん)」は1888年4月13日に開業しました。このことから4月13日は「喫茶店の日」とされています。
当時の喫茶店はコーヒーを飲む場所というよりも、「知識人の交流場」として機能していた側面が強かったようです。いわば文化人のたまり場といえます。可否茶館は結果的に経営が悪化し、開業から4年後に閉店してしまいましたが、現在も跡地には碑が設置されています。
■喫茶店・純喫茶・カフェの違い
一口に喫茶店といっても、その種類は「喫茶店」「純喫茶」「カフェ」の3種類に分けられます。利用客の立場からは細かな違いがわかりづらいかもしれませんが、この3つの明確な違いは営業許可にあります。喫茶店と純喫茶は喫茶店営業許可が求められ、カフェは飲食店営業許可が必要です。
飲食店営業許可があるカフェのみがアルコールを提供できます。また、カフェでは手の込んだ調理を伴う料理も提供可能です。対して、喫茶店と純喫茶ではアルコールを提供できず、料理の提供も加熱のみでできるような簡単なものに制限されています。
喫茶店と純喫茶にも、歴史的な観点からは違いがあります。喫茶店が登場した当時、女給と呼ばれるスタッフが働いていました。そのうえで、コーヒーに関連しないサービスが多数登場しています。一部は接待を伴う店舗もあったようです。
反対に純茶店は、純粋にコーヒーや軽食のみ提供するお店。多彩なサービス提供に舵を切った当時の喫茶店との「差別化」を図るため、後に「純喫茶」を名乗る店舗が登場したという経緯があります。
■昭和レトロ・大正ロマンに触れたいなら純喫茶へ
レトロな雰囲気とコーヒーやお茶が好きな方であれば、実際に純喫茶に足を運んでみましょう。
現在も東京の台東区上野周辺には上野周辺には、昭和レトロ・大正ロマンを感じる純喫茶が現存しています。普段通うカフェとはどう違うのか、色々な店舗を巡るのもまた楽しく、良い経験になるでしょう。
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カフェで働くパティシエを目指すのであれば、純喫茶の雰囲気にも触れてみましょう。現代風のカフェとは少し違うレトロな佇まいと本格的なコーヒーの味わいで新しい発見があるかもしれません。パティシエを目指している方は、日本菓子専門学校のオープンキャンパスに是非ご参加ください。
オープンキャンパスのお申込み・お問い合わせはこちらから
https://www.nihon-kashi.ac.jp/taiken
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