製菓専門学校で「飴細工」は学べる?

飴はでん粉を糖化して作る甘いお菓子のことで、舐めて食べるのが一般的ですが、
その他にさまざまな形に細工する「飴細工」という楽しみ方があることをご存知でしょうか。
こちらでは、この飴細工についてご紹介します。
■飴細工とは?
飴細工とは、飴を熱して成形し、さまざまなモチーフを作成する技術です。
モチーフとしては、動物や植物など、自然に存在するものが一般的に選ばれます。
飴で作られるためもちろん食べられますが、どちらかといえば芸術品・観賞用のお菓子としての側面が強いといえます。
西洋では洋菓子の装飾で飴細工が使用されています。
一方で、日本の飴細工は伝統工芸のひとつ。
お祭りの露店や大道芸で飴細工の実演が行われています。
複雑な造形の飴細工は、職人の技のたまものです。
■江戸時代から続く飴細工の歴史
日本において、飴は古来より親しまれているお菓子のひとつです。
飴細工の起源は明確になっていませんが、
江戸中期にはすでに文化として成立していたと考えられています。
現代に残されている書物や、川柳、浄瑠璃になどによると、飴を売る行商人が見世物として飴細工を行っていたようです。
江戸後期から幕末にかけても、飴細工が盛んに行われていました。
川柳の書物には、飴細工に関する記述がたくさん見受けられます。
その後、昭和に入ると、お祭りでの名物として飴細工が親しまれるようになりました。
現在は、屋外での食品製造の規制が強くなっているため、
飴細工を見かける機会は徐々に少なくなってきています。
職人も100人未満にまで減少しました。
また、かつて飴細工で使われていた息で飴をふくらませる技法は、
衛生的な問題から現在はあまり行われなくなっています。
■飴細工を学ぶなら日本菓子専門学校へ
飴細工の技術を学びたい場合、製菓専門学校へ入学するのがおすすめです。
学校によっては、展示用の製菓技術のカリキュラムとして飴細工の指導を行っています。
日本菓子専門学校では、ハイテクニカル科にて飴細工を指導しています。
ハイテクニカル科は、少人数でチームを編成し、
製菓の技術に特化した指導する1年集中の学科です。
飴細工をはじめとした、展示用のお菓子も頻繁に制作しています。
***
お菓子でありながら、ガラス細工のような艶と繊細さを持つ飴細工。
一度目にして、その魅力が忘れられない方も多いでしょう。
複雑な飴細工には熟練の技が求められ、現在ではその技術継承している職人は多くありません。
本格的に飴細工の技術を学びたければ、日本菓子専門学校への入学をご検討ください。
オープンキャンパスのお申込み・お問い合わせはこちらから
https://www.nihon-kashi.ac.jp/taiken
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