和菓子の仕事

活躍する卒業生たち

30歳までの独立を計画し、そのために必要な力を順番に身につけてきました

saito.jpg
和菓子の道を選んだのは、自分がつくったものを直接お客様に届けるおもしろさと、今後さらに海外にも広がる可能性を感じたからです。それから、祖母がつくってくれた素朴な「おはぎ」の記憶―手づくりのものに込められた気持ちが、私にとっての和菓子でした。日本菓子専門学校では、高い技術とノウハウのある先生方が熱意をもって教えてくださるので、心に響くものがありました。私は30歳までに独立したいと考えていたので、まず上生菓子が主体の老舗(横浜・千草庵)に就職して高度な技術を学び、次に大規模店で機械生産や冷凍技術を習得、さらにパッケージ会社に転職し、最後に都内の繁盛店で販売について勉強しました。家族の協力を得て、香炉庵を2004年に開業。今では店舗も増えましたが、試行錯誤しながらやってきました。日菓専の先生方とは卒業してからも仲が良く、転職の際にも相談に乗っていただきました。「志」のある人たちが集まる場所で、同期とは何度も熱く語り合いました。洋菓子科へ進んだ人も含めて、今でも交流が続いています。皆さんにも、志をもって学んでほしいですね。
香炉庵(元町本店) 〒231-0861
神奈川県横浜市中区元町1-40
045-663-8866
http://kouro-an.jp/
上品で手軽な和菓子を横浜・元町から発信
西洋文化のイメージが強い横浜・元町には珍しい、独創的な和菓子店。生地に黒糖を練り込んだ人気の「黒糖どらやき」や、横浜港の浮き玉に見立てた一口最中「花元町」など、上品でありながら手軽に買える「パーソナルな和菓子」がコンセプトだ。東京・横浜に4店舗あり、本店には茶寮も併設している。
saito2.jpg
齋藤 知也
製菓技術学科 和菓子科卒業 35期生
神奈川県立新羽高等学校出身