【2年生】京菓子を学ぶ - 日本菓子専門学校

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【2年生】京菓子を学ぶ

【2年生】京菓子を学ぶ

みなさん、こんにちは。
6月に入り、学生たちの就職活動が本格的に始まりました!
活動していく中で「どんなお菓子を学びたいか?」「どこでお菓子を学びたいか?」
この「どこで?」の中に〈京都で学びたい!〉と思う学生は少なくありません。
一度は憧れる京都、しかし残念ながら東京にある本校では、京都のお菓子を直接学ぶ機会があまりありません。
と、いうことで今年は京都から講師をお招きして授業をしていただきました!(^^)!

京菓子司 千本玉壽軒 代表取締役 元島 真弥 講師
授業はまず、京菓子と茶席菓子の講義から始まりました。
そして、「わらび餅」「葛菓子」「こなし」「生砂糖」のデモンストレーション。
午後から、学生たちの実習です。
実習では各班でテーマを決めて、テーマに沿った色やデザインなどを考えます。
出来上がった製品はお盆に飾り、どんな情景を思い浮かべながら作ったのか発表をします。

◆本日の講師製品
≪わらび餅≫

≪葛菓子≫

≪こなし・生砂糖・せんべい≫

それでは、先生に見せていただいたお菓子を実習していきましょう!

葛菓子の実習、葛を返す加減に苦戦中・・・
型から出すまで上手くできたかわからないので、イメージをしっかり持つことが大事。

こちらは生砂糖の実習中・・・
水の流れを表現しているようです。

普段の授業では練切餡をよく使いますが、京都ではこなしを使います。
餡の着色や扱い方など、先生から直接指導していただきます。

各班出来上がったので、前に出て発表です!

6月紫陽花の季節を表現しているようです。
右上のつばめ、水、紫陽花、そして左下の葛菓子はカエルだそうです。

こちらも6月、新緑、朝顔、水、紫陽花を表現しています。
同じ6月でも表現の仕方が違って、面白いです。

こちらは、一年の移り変わりを表現。
春の桜から始まり、せんべいには星の焼き印で夏、生砂糖で紅葉に積もる雪で秋から冬を表現しています。

その他の班の作品をご紹介します。(写真のみ)

それぞれのお菓子からみなさんはどんな情景が浮かんでいるでしょうか?
学生の思いとみなさんの思いが一緒であったらうれしいです(^^♪

今日は学生たちが楽しみにしていた授業、始まりから終わりまで目を輝かせていました。
京菓子だけでなく茶席菓子、また先生のお菓子に対する考えや和菓子の道へ進んだきっかけなどたくさんの事をお話していただきました。
学生たちも積極的に質問をしていて、とても有意義な一日となりました。