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旱天慈雨

みなさんこんにちは。
製パン科担当千葉です。
月並みですが今年もあと僅か。とともに
製パン・製菓業界はかき入れ時に突入します。
忙しい分、体調管理や衛生管理をしっかりしなくてはいけません。
忙しいから異物混入しましたなんて言い訳は通用しませんからね。
異物混入というとこんな有名な話があります。
時は江戸時代に遡ります。
徳川家8代将軍吉宗が、食事をしようとすると、料理のなかにハサミ虫が入っていました。
当然、料理した人は責められ「死をもって詫びよ」となります。
江戸時代のけじめの付け方ですので料理方も観念しました。
すると、吉宗から、「そのハサミ虫を食ってみよ」という言われ、料理方は言われたとおりにハサミ虫を食べました。
その場はそれで終わり、体になんの異状もなかったのですが、料理方はいつ裁かれるのか不安な日々をすごしていました。
やがて、ハサミ虫の一件はお咎め無しと知らされた料理方は理由を聞いてみると
吉宗は料理方が何事もなかったのを見て、「余もそれくらいのことで死ぬわけがない、許してやれ」となったそうです。
寛大な処置にその後その料理方は一生をかけ吉宗の胃袋を満たしたそうです。
令和の時代はこうはいかないと思いますが、提供する側は安全、安心、美味しいが当たり前ですので、しっかり伝えていきたいと思います。

それでは本日も製パン科の授業風景をお届け致します。
本日は実習もそうですが、他にも重要な授業がたくさんありますので紹介します。

まずはラッピング授業
東京リボンさんから講師の先生が来てくれます。



みんな真剣です。気を抜くとわからなくなります。


完成に思わずにっこりです。
ラッピングはイベントや付加価値を付けるのに無くてはならない技術です。


授業も無事終わり。お昼休みになりました。
・・・・・・・・ん?どしたどした?


続いてはチーズの授業です。
パン・ワイン・チーズは無くてはならない関係です。
未成年が多いのでワインは飲めませんが・・・。

自分達で作ったいろいろなパンとチーズを合わせて試食します。


お気に入りの組み合わせは十人十色。
毎回新しい発見がありますね。

次は日仏商事(株)から津久井先生の授業です。
何をしているのでしょう?


実際に店舗を作る時、何をどうしたら良いかの経営学です。
先生にアドバイスを頂きながら 進めて行きます。


そして自分達で考えたプランをプレゼンします。
人前で発表するのもすごく難しい事です。


次はお絵かきの・・・・。

いや、ポンパドウルから加藤先生の販売の授業です。


今回はPOPも作りました。
よくお店で目にするけどやってみるとこれまた難しい。


そして最後はしっかり接客の練習です。
みんなすばらしい笑顔が出来るようになってきましたね。


よく学生達はこういう授業の際、センスが無いとか苦手とか言います。
センスって何でしょう?誰が決めるのでしょう?
そして何より苦手意識が自分に限界を作ります。
人間は最初から何でも出来る人はいません。
この世に出るときすら人の手を借りているわけですので
どんどん人に協力して貰いながら成長していきましょう。
それでは本日はこの辺で失礼致します。
製パン科担当千葉でした。

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