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2019年度 第1回勉強会

皆さん、こんにちは。
今日の東京は、朝から大雨・強風と、大荒れの空模様ですが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、通信教育卒業生の方々対象とした勉強会。今年度も大勢の方にお申し込みいただきまして、誠にありがとうございます。
昨年同様、ブログを通じて、参加された皆さんの様子をご紹介していく予定です!それでは、初回の様子をご報告いたします!

5月18日(土)和菓子勉強会が開催されました。

隔年で開催している長崎カステラ♪毎回キャンセル待ちが出る、人気の回です。
【長崎カステラ】【鹿の子】

本日の担当者は、ベテラン福本先生岩佐先生

始めに型枠の準備をし、その後は、生地の仕込み、焼成工程までを、一気にデモンストレーションしていただきます。

カステラの焼成は、ただ型に流して焼けばいいわけではありません。


分厚い生地を均一な厚みに焼き上げるため、「泡切り」という工程を3回、時間差で繰り返します。

この工程のために、オーブンの鉄板は、引き出して使うことができる仕様になっています。

表面に良い焼き色がついたら、枠や鉄板を重ねて、じっくりと火を通します。

途中、型の前後を入れ替えたり、蒸気を抜いたりして、焼き上げ時間はおよそ60分!!カステラは手間暇掛かったお菓子なのです。

どうですか!このきれいな色!!

枠から外して、冷ましましょう。

一度ひっくり返してから型紙を剥がし、もう一度返します。

艶やかな仕上がりに、思わず歓声が(^o^)/

今度は、皆さんの出番です!


ミキサーで泡立てた卵は17個!!

ふるった小麦粉は、泡立て器を使って、大胆かつ手早く混ぜ合わせます。

粉合わせの塩梅をチェック!このあと、ふるいに通してダマなどを取り除き、焼成です。


型枠に流したら

ヘラで、まぜまぜ~まぜまぜ~

枠の中で、生地を上下・左右入れ替えるように混ぜます。

焼き上がってひっくり返したら、枠や、底と側面の紙を剥がし
板を被せて、エイッと、もう一返し!!
上に乗った艶出し紙を取れば…
ジャジャーン!!!立派に焼き上がりましたv(^^)v

冷めたら切り分け、包装しましょう。
2人1組で、4斤のカステラができる枠を1台作りましたので、お一人様2本の持ち帰りです♪

カステラ専用の箱に詰めて完成です!

和菓子職員のみならず、洋菓子職員(と、その家族?)にも根強いファンを持つカステラ。

ポルトガルから長崎に伝わったのに、洋菓子ではなく和菓子なのは、カステラが伝わった時期が
明治以前だから(諸説あります)ということですが、伝来後、先人たちがより美味しく改良し、今に至っていることでしょう。

こちらは、カステラが冷めるまでの間、おまけの一品。

牛皮を白餡で包み、まわりに蜜漬けの栗やうぐいす豆をくっつけます。

艶出しの寒天でツヤツヤに(^^)/


お好みの蜜漬け豆を使えば、バリエーションが広がる鹿の子です♪

受講された皆さんお疲れ様でした。
久しぶりの勉強会はいかがでしたでしょうか。
卒業期が違う受講生の方が、同じ班で作業するうちに仲良くなるなど、
卒業後も、お菓子を通して輪が広がることが、勉強会の魅力の一つではないかと思います。
次回は明日、5月22日(水)、23日(木)平日開催の洋菓子です。お待ちしております! sugi






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