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日本では定番 ショートケーキの豆知識


ケーキ屋さんには必ずあるショートケーキ。このケーキは一体どこで誕生したのでしょうか。今回は、ケーキの代表とも言えるショート ケーキの豆知識についてご紹介します。

ショートケーキはどこで誕生したの?
日本が初めてショートケーキを発売したのは、洋菓子店で有名な不二家です。アメリカの家庭菓子であったビスケットなどで生地が作られたケーキをアレンジしたものが、日本のショートケーキになったといわれています。そのため、“スポンジ生地に生クリームといちご”というショートケーキは日本にしかないのです。
ケーキのはじまりは、古代ローマ時代。この頃に甘いパンがつくられるようになり、これがケーキのはじまりといわれています。現代のようなケーキがつくられるようになったのは、ヨーロッパ中世の時代です。10世紀ごろにヨーロッパへ砂糖がもたらされ、これを機に砂糖を用いたお菓子がつくられるようになったといわれています。

ケーキが伝来したきっかけ
16世紀の1543年ごろ、ポルトガル船が種子島にたどり着いたことがきっかけで、日本にケーキが伝えられたといわれています。初めて伝えられたケーキはカステラでした。カステラが伝来したことで、和菓子のつくり方にも大きな影響を与えたといいます。しかし、日本に伝来したからといって、すぐに全国へ広まることはなかったようです。その時代は砂糖が貴重なものであり、洋菓子自体が高級な存在であったため、庶民が簡単に手に入れることはできなかったのです。景気の上昇や時代の流れによって、明治時代に一般庶民も食べることができたといわれています。

日本と海外のショートケーキの違いは?
日本のショートケーキは、海外のケーキをアレンジしたものであり、日本人がイメージするショートケーキは日本にしかありません。海外式のショートケーキはどのようなものがあるのでしょうか。

・アメリカ
砂糖をふりかけたいちごとホイップクリームを、スコーンとビスケットの中間のような生地で挟み、その上にさらにいちごとホイップクリームをトッピングしたものが主流なようです。アメリカらしいボリューミーな見た目で、パンケーキのようにも見えます。

・フランス
アーモンドペーストが入ったしっとりしたスポンジを土台にしています。このスポンジの間にはバタークリーム、カスタードクリーム、いちごがぎっしり入っています。表面にはラズベリー風に味付けされたマジパンで覆われているものが一般的なレシピといわれています。

実は、日本のショートケーキは日本だけのケーキでした。日本人の口に合うようにアレンジされていたのですね。このように、洋菓子の歴史を学ぶこともパティシエにとっては大切なことです。自身の知識をもとに、自分だけのアレンジケーキを生み出すパティシエも多くいます。

お菓子の基礎から学べる日本菓子専門学校
日本菓子専門学校の製菓技術学科では、独自のカリキュラムで基礎知識を身に付けながら、洋菓子、和菓子の専門的知識をそれぞれ学ぶことができます。
もちろんショートケーキの実習もあります。

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