ブログ

2018年度 第7回勉強会

皆さん、こんにちは
またまた台風が近づいていることもあってか、天気は下り坂、気温も低めな今日この頃、
いかがお過ごしでしょうか
さて、先日開催された勉強会のご報告です!

9月22日(土)洋菓子勉強会が開催されました

【シュヴァルツヴェルダーキルシュトルテ】【バウムクーヘンシュニッテン】

シュヴァルツヴェルダーキルシュトルテは、ドイツではポピュラーなケーキ
今日は、昼間部に毎年いらっしゃる、ドイツ人マイスターのレシピをご紹介します! 
まずは、2人分のスポンジ生地を仕込みましょう

焼き上がったチョコスポンジをスライスして、サワーチェリーのフィリングを詰めます


続けて、チョコレートクリームを作り、

サワーチェリーの周りにぐるりと絞ります

チョコスポンジで蓋をして、1段目が出来上がり♪

2段目は、キルシュたっぷりのクリームを作り、

1段目の上に、平らにならします

最後に再びチョコスポンジを乗せて、冷やしておきましょう

冷え固まったら、周りにクリームをナッペして、仕上げです♪
ナッペは久しぶり~という方もいらっしゃいましたが、
皆さんきれいにナッペされていました!さすがです!(^^)!

10等分の印を付けてから絞ることで、
見た目美しく、カットもしやすくなり、一石二鳥♪


赤いサクランボと、黒いチョココポーが、白いクリームに映えますね!


粉糖を振れば、雪化粧の「黒い森(シュヴァルツヴァルト)」のよう(^▽^)/

チェリーとチョコスポンジ、キルシュクリームの相性の良さが、
ドイツで長年愛されている所以なのでしょう(≧▽≦)

こちらは、バウムクーヘンシュニッテンの生地作り

第10実習室担当の猪田先生が、メレンゲの泡立て具合をチェック中
ドイツ菓子に造詣が深い猪田先生!材料などについても、詳しく説明されていました

あの丸いバウムクーヘンをご自宅で作るのは、なかなか敷居が高いですが、
今日のケーキは、バウムクーヘンの生地を平らに焼き上げてクリームをサンドします

生地の作り方は、丸いバウムクーヘンと同じですが、その工程はなかなか複雑!
滑らかに混ぜておくものと、泡立てておくものと、3つに分けて準備し、仕込んでいきます

混ぜ合わせる順番にも、ちゃんと意味があるのです!
固めの材料は、液状のものや柔らかい材料でのばしてから混ぜていくことで、
ムラなく、無理なく混ぜ合わせられます

出来上がった生地を、鉄板に分けてのばしていきます

中央奥には第3実習室担当の高倉先生!ドイツで働かれていたこともあり、
マイスターの資格をお持ちの先生!!(女性のマイスターは、マイスタリンと言います)
ドイツのお菓子屋さん事情なども交えながらの実習となったようです♪

シリコンペーパーの印にそって生地をのばします

「そんなに見られたら緊張しますー!!」
大変失礼いたしました(^▽^;)

間にサンドするクリームは、カスタードクリーム入りのバタークリーム

ドイツ語でカスタードクリームは、「バニレクレーム」と言うのですが、
肝心のバニラは、今回バニラオイルを使用しました

今、世界中でバニラビーンズが不作なのに伴い、超高額しかも入手困難なのです
材料担当職員いわく、1kgあたり10万円とか!!!

学校のバニラオイルは、品質の良いものを使用していますので、ちゃんと美味しい
クリームになりますから、ご心配なく♪

焼き上がった生地を半分にカットして、クリームをサンドしていきましょう

生地を4枚重ねながら、間にクリームを塗っていきます
平らにサンドしていくのがポイントです

アーモンドのペーストを薄く伸ばして表面を覆ったら、仕上げはフォンダンという
シロップの砂糖を再結晶させて作った、滑らかなクリーム状の砂糖衣を塗ります

フォンダンを温かい状態で掛けることで、冷えた時、艶よく固まります♪

受講された皆さん、お疲れ様でした
日本でのドイツ菓子店は、フランス菓子店と比べて数が少なく、
今日の製品もあまり馴染みがないものだったかもしれませんが、
食べてみると、シンプルな構成ながら味わい深く、美味しいと
感じていただけたのではないかと思います(^^♪

では、次回の勉強会は11月10日です(^▽^)/

~番外編~
10月9日(火)~11日(木)に、東京、浅草にある東京都立産業貿易センター「台東館」にて
【2018 Japan Cake Show Tokyo】が開催されます
日本全国のパティシエや、パティシエの卵たちが、技術を競う大会です!
色鮮やかな飴細工、迫力あるチョコレート細工、細やかで可愛らしいマジパンデコレーション
繊細なバタークリームデコレーション、ショーケースに長蛇の列ができる味覚部門など、
新たなお菓子の世界を感じていただける催しです
会場内には、有名パティスリーのケーキが格安で頂ける喫茶コーナーや、
国内外の製菓材料、製菓器具メーカーのブースなどもご覧いただけます

本校職員、ハイテクニカル科の学生も、多数出品いたします
残り2週間を切り、私含め皆、より良い作品を目指し、入賞に向けて頑張っています!
ぜひ、皆様お誘いあわせの上、足をお運びいただければと思います!(^^)! sugi



ブログ記事一覧

全て表示お菓子夢工房和菓子の心情熱パティシエ日記和菓子徒然にっき小さなパン教室通信教育ホットラインプロフェッショナルへの道お菓子にまつわるエトセトラお菓子に恋して