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いわ散歩…感謝

令和5年3月7日(火)。
本日は卒業式。
製菓技術学科62期の学生が巣立って行きました。

実は私も卒業生(30期)なんです。
30数年前に思いを馳せて「いわ散歩」始まります。

私が日菓専を知ったのは高校1年。
等々力の新日本プロレス道場を見に行った帰り道。
お菓子の専門学校があるんだ…珍しいなと思った記憶があります。
それから数年後、縁あって日菓専の門をくぐります。

菓子作りは初めて、周りは全国から集まった菓子屋の息子ばかり。
最初は環境に馴染めませんでしたが、
気付けば学校が楽しくて仕方ありませんでした。
和洋の専攻はギリギリまで悩みました。
決め手は粒餡と友達。
この日から、和菓子を辞めようと思った事は1回もありません。
結果的には良い選択でした。
和菓子漬けの1年間は、密度も濃くあっという間に卒業。

講師の先生に憧れ就職。
自分に自信が付き始めた頃に日菓専へ。

正直、学校の仕事は楽なんだろうと思っていましたが…大間違い。
学生相手に毎日違う仕事。
ま~大変。
途中からは、菓子作りより人作りに興味が移行。
そして今日に到ります。

私は毎年、卒業アルバムに
「人に優しく、人との出会いを大切に」としたためます。
私にとっては同意語。
人に優しく…人と真剣に向き合う。
人との出会いを大切に…出会って貰える様な人間である。
どちらも人としての言葉。

和菓子を好きにしてくれた同期と恩師。
仕事の厳しさを教えてくれた師匠と先輩。
少し自信を持たせてくれた後輩やパートさん。

今の私を好きな自分。
そう思える様にしてくれた日菓専と学生と同僚。
他にも講師の先生や業界の仲間・業者さん、きりがありません。

そんな、全ての出会いに感謝。

今日の1枚。


先日、梅祭りでの1枚。
我ながら綺麗に撮れたなぁ~の1枚。

もう1枚。


琥珀製の虹。
虹は幸運の予兆。
巣立つ学生に幸有れ。

一身上の都合で、私も日菓専を卒業します。
いわ散歩は今回が最終回。
でも、当然和菓子は辞めません。
永い間ご贔屓いただき、ありがとうございました。

また何処かでお会い出来る事を願い…おしまい

 

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