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いわ散歩…片見月

「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが…
今年は湿気が多く、季節外れの梅雨みたいな9月13日

「いわ散歩」始まります。

和菓子業界にとって「十五夜…お月見」は重要なイベント。
中秋の名月…昔は旧暦の8月15日。
何故8月15日なのか…
暦の上では7・8・9月が秋、中秋ですから8月。
新月(太陽が月に隠れた状態)から数えて
14.5日で満月を迎えるため15日。

8月15日に固定してしまうと、ほとんどの年が満月になりません。
現在では9月7日~10月8日の満月の日を、十五夜と定めています。

長くなりましたが今年の十五夜は、9月10日(土)でした。
天気が良かったので、皆さんも満月を愛でられた事でしょう。
 
一年で1番綺麗な月が十五夜。
では2番目は?

十三夜です(旧暦9月13日)。
今年は10月8日(土)。

十五夜は台風シーズンのため、曇天が多く楽しめない年も。
「十三夜に曇り無し」と言われる位に、十三夜は高確率で晴れます。
題名の「片見月」は十五夜・十三夜どちらかしか見ない事を指し、
縁起が悪いと言われています。

ここまでは良く聞くはなし。

皆さん十日夜(とおかんや・旧暦10月10日)をご存じですか?
収穫祭ですが、この日も月見をします。
十五夜・十三夜・十日夜、全て月見が出来ると縁起が良く「三月見」と呼ばれます。
今年は11月3日(木・祝)。
日本菓子専門学校の学園祭当日です。

皆さん、今年は是非「三月見」に挑戦して下さい。

今日の1枚。


学校の渋柿が大きくなって来ました。
干し柿には渋柿が適しています。
それは、何時ぞやの「いわ散歩」で。


おまけの1枚。


見事な瓦。
場所は…近々和菓子科のブログに登場すると思います。



最後の1枚。

練切製の「干支」と「お題」です。
何を表現してるか当ててみて下さい。
菓名と技法は、東和誌1月号に掲載されますのでお楽しみに。

今回の「いわ散歩」はここ迄。
また次回。

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