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和菓子離れ

最近”和菓子離れ”というワードが
トレンドになっています。
ニュースを見ると
「ねりきり」や「ういろう」を知らない
10代の方が多いとか…
和菓子に携わっている
私からするとびっくり…(゜ロ゜)


今回のテーマは「ねりきり」です!
早速授業の様子を見ていきましょう!



まず、「練切」と書いて
「ねりきり」と読みます。
白餡に熱を入れ水分を飛ばしていく工程の
「練り切る」から
練切と言われるようになりました。



この作業が実はとても大変………







餡練りしているのは竹田君。
鍋底にしっかりヘラを入れ、
力一杯練っています。


しっかりと餡の水分を飛ばし、
硬くなったら求肥を入れます。
求肥は細工し易くする為の「つなぎ」です。


ここまでくればあと一息!
最後に乾き防止の水飴を入れれば完成!










かと思いきや…


ここからフルイを使って裏漉し。
練る工程で出来てしまったフシを
取り除きます。

残り少ない力を
精一杯振り絞っている中島さん。
あともう少し…!


裏漉しが終わり練切を
小分けしているのは若杉さん。
小さくちぎって早く熱を抜いていきます。


練切は季節の花鳥風月を
表現することが多く、
見る人食べる人に日本の美しさを
感じてもらいます。





そしてここからはお待ちかね。
仕上げの工程を見ていきましょう!






着色した練切を
淡々と包餡していく菊地さん。
マスクの下はドヤ顔です。

包餡後成形をし、
専用の道具を使って線を入れていきます。



こちらに気付く気配がないほど
集中しているのは陳君。


初めてとは思えない
手さばきを見せる関田さん。
上手に出来てますね~

写真の撮れ高を
気にしてくれたのは星野さん。

仕上げにシベを押して「菊」の完成です!


今回授業を担当した菅野先生の菊。
ブログのサムネイルに
使わせていただきました。

皆、いつも以上の集中力で
真面目に仕上げていました。
(この真面目さは
担任に似てきたのかな………?)




今回の仕上げは
和菓子の技能試験2級の課題。
基本の形であり習得するのが
大変難しいお菓子です。

これからも夕練でしっかり練習して
技術を磨いていきましょう!


老若男女問わず
和菓子の魅力を伝えたい!
そんな思いで日々過ごしていますが、
まずはお菓子に興味を持って
入学してきてくれた学生に
和菓子の楽しさ難しさを伝えていこう!
と今回のニュースを見て
より一層感じました。



しかし、まずは私自身が
魅力ある人間になれと
上司に言われそうなので
ここら辺でおしまい。











 

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