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お菓子作りに欠かせない「砂糖」のトリビア




砂糖はお菓子のほとんどに使われる調味料です。
こちらでは、そんな砂糖の興味深いトリビアについてご紹介します。


発祥はインドだった!?砂糖の歴史をたどる
砂糖は紀元前に生まれたという説が有力です。
紀元前4世紀ごろに、アレキサンダー大王がインドを訪れた際の記録に
サトウキビ栽培の様子が残っていることから、
砂糖の発祥はインドだと考えられています。
5世紀ごろには、ペルシャやエジプトといったインドの周辺エリアに砂糖の製法が伝わっていきました。

6世紀ごろには中国まで製法が伝わっていたことがわかっており、
8世紀には当時奈良時代の日本に伝来しています。
唐招提寺の鑑真によって中国から持ち込まれたそうです。
当時の砂糖は、大変貴重な存在として認識されていました。
室町時代になり茶の湯の文化が形成されると、
茶菓子の材料として砂糖が使われるように。
この頃に、羊かんやおまんじゅうといった代表的な和菓子が発達しています。
さらに、安土桃山時代には貿易によってカステラ、
ビスケットといった洋菓子が持ち込まれ、さらに砂糖が普及しました。
江戸に入ると、貿易や全国の製糖業の発達により、砂糖の流通が増え始めます。
明治時代になると、本格的に国内の製糖技術が確立され、ついに砂糖が一般庶民にとって身近な存在になりました。


砂糖が料理にもたらす効果とは?
砂糖は単に料理を甘くするためだけの調味料ではありません。
生地に混ぜ込むことで、スポンジやメレンゲの泡立ちが良くなります。
焼き菓子の焼き色を良くするために砂糖を使用するのも一般的です。
パン生地に混ぜると、パンをふっくら焼き上げる効果があります。


白砂糖やグラニュ糖だけじゃない!こんなに豊富な砂糖の種類
砂糖は豊富な種類があります。
上白糖という名称で一般的な白砂糖は、実は日本独自のもの。
飲み物・料理・お菓子に幅広く使われています。
お菓子づくりにおいて馴染みがあるのが、
上白糖より結晶が大きくさらさらとした質感のグラニュ糖です。

三温糖・中ザラ糖といった黄褐色の砂糖もあります。
こうした色の違いは、
煮詰めて結晶化するうちに起こる「カラメル化」という現象によって生じるものです。


***
砂糖はお菓子のほぼすべてに使われているといっても過言ではありません。
パティシエになると日常的に使うことになりますが、
こうした雑学について知るのも興味深いものです。
砂糖について理解を深め、パティシエとして活躍したい方は、
ぜひ日本菓子専門学校オープンキャンパスにご参加ください。
 

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