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新年もスタート~

遅ればせながら、あけましておめでとうございます!

みなさんも元気に、そして今年は慎ましく新年を迎えることができたでしょうか!?


昨年は本当に色々なことがあった一年でしたね~(^^;、
今年も年明け早々から緊急事態宣言が再発令されたりとまだまだ予断の許さないご時世ですが・・・
1/7から授業開始に合わせ61期学生達は元気に登校してきてくれてます♪

さて、2021年最初の和菓子授業は・・・
「飾り菓子 椿」工芸菓子に挑戦しました

今まで作っていた美味しい菓子とは別物(観賞用)と言ってもいい世界ではありますが、和菓子の技術の世界ではとても奥深いジャンルであり今存在する植物、動物などよ~く観察し忠実に作るということが重要なお菓子なため職人としての技術の披露としてはうってつけの製品になります。
61期の学生も一年近く和菓子に触れ、1年間の色々な和菓子を作ってきた技術の集大成として一人一輪を頑張って作りました(^^)

 
今回、担当して頂いたのは2年和菓子科、長澤先生~♪ 勝手に”工芸マスター”と心の中で呼んでるほど工芸に関しては人一倍ストイックな男です(笑 
学校の廊下に飾ってある工芸菓子の大半は長澤先生の作品ということ自体がうなずけますよね!?(^^)
 
この工芸菓子の原材料は簡単にいうと・・・砂糖と餅粉で作る”雲平 うんぺい” 
                    白あんと米粉で作る”餡平 あんぺい”の2種類だけで出来ています
上の写真は”雲平”を作っているところです。砂糖と水をある一定まで煮詰め一気に餅粉を加え混ぜ合わせます、マーブル台の上にあげたらゴムベラで練りながら均一に熱を抜きます~この熱の抜き方、ビニールにあげるタイミングがとても難しい生地になります。失敗したやり直しです!!
 
できあがった雲平と餡平を混ぜあわせて着色します。本物により近くなるように薄くのばし形を作っていきます
これも薄くすればするほど乾いて固まってしまうのでタイミング、作業性が問われますね?!
(左のは花びらの下にあるのはいらなくなった生米を着色したものです~この上にのせて形をキープさせて固めていきます)
 
 
 
パーツ(花びら&葉っぱ)が揃い固まったら・・・いよいよ、組立てです♪
工芸菓子の原料は餅粉なので接着剤などは使わずヤカンの注ぎ口から出る水蒸気をあてて温めて接着します、やりすぎるとせっかく固まった花びらも柔らかくなってしまうので蒸気のタイミング、また冷えて固まるまでの固定など気を使う作業が続きいます。
それでも、みんな時間いっぱいまで集中して真剣に思い思いの椿を作っていました♪

・・・・本当は工芸菓子いうものは何日もかけてゆっくり作るものなので、一日で作りあげることが難しい授業にはなりますが和菓子も食べるだけでなくこのような繊細な仕事もあるということを知りながらも、出来上がった時の安堵&嬉しそうな笑顔が印象的な授業でした(^v^)


一学年、和菓子の授業もあと数回になりました!?
4月から2学年になり洋菓子科に進む人、和菓子科に進む人、その他、それぞれですがこの一年間の授業は一生で一回しかありません~
残りわずかな実習授業、みんな元気に乗り切って笑顔で4月を迎えられることを心より願っていますよ♪

それでは、今回の担当は・・・” いわ雑記 ” でした~


 

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