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転禍為福

みなさんこんにちは
製パン科担当千葉です。
学生達はいま冬休みに入りました。
今年は「とりあえずやってみる」と前を向いていた1年。
6月の緊急事態宣言解除から少しでも学生達に学ぶ機会をと職員一丸となって
毎日全教室の消毒、毎朝「圧が凄い」「国境か!」と言われている担任達が
毎朝正面玄関で全学生を待ち受けている検温、問診。
おかげさまで今の所は誰1人の感染者も出ずにここまで来られました。
なにより忘れてはいけないのは、
遊びたい盛りの学生達が各々しっかり対策してくれたことです。
これはもう感謝しかありません。有り難うございます。

では本日も製パン科の授業風景をお届け致します。

まずは私千葉の授業から



菓子パンのクリスマスアレンジです。
日本のクリスマスシーズンにおいては菓子パンはあまり
売れないのですがお店に並ぶとクリスマスっぽさが出ます。
シュトーレン・バタール・バゲットやサンドイッチのオードブルなど
パーティー用のものがクリスマスでは売り上げのトップを占めます。



このようなトッピングを自由にやってもらうと
その人の事がよく分かり、参考になりますね。



こんな感じに仕上がりました。



続いては学生達が各班で1週間毎日継いできた、
ライ麦から起こしたザワータイクとレーズンから起こした
フルーツ種自家培養酵母を使ってパンを作ります。



最初は学生達もやりたいと興味を持っていた種ですが
毎日の管理の難しさに一部を除いてはひき気味です。



ライ麦70%のベルリーナラントブロートです。


レーズンから起こした種を使用したクッペとブールです。
この1週間苦労して育てて出来たパンです。



お次は洋菓子実習。
これもクリスマス製品。なにやら絞りに全集中です。



先生にコツを伝授して貰ってます。


スポンジ生地を流してます。パン科からすると生地を触って
確認出来ないのは不安だそうです。



厚さが違うのはパン科なので愛嬌としてください。
まだまだこれからです。



ロールケーキもパン科では必須の技術と考えます。
ですので先生からしっかり伝授して貰ってね。



これで役者が揃いました。
いよいよデコレーションに入ります。



完成。クリスマスの定番ビッシュドノエルです。
パン科でも2日間かけて1人一台作ります。



パンもケーキもクリスマスも海外の文化です。
日本古来から根付いている文化とは違い一般的にはまだまだ表面的な事が多いのも事実です。
ヨーロッパなどの歴史を勉強していくと必ずパンやケーキがその時代や地域に深く関係している事が分かります。
日本では浸透はしないと思いますが、先人達が大切にしてきた想いを時代や文化は違えど少しでも学生達が理解して
これからの業界を担ってくれたらと願います。
では本日はこの辺で失礼いたします。来年もよろしくお願い致します。
製パン科担当千葉でした。


               おまけ








 

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