ブログ

いわ散歩…発見

皆さん如何お過ごしでしょうか。
今年も残り一か月半を切りました。
私事ですが仕事用のノートパソコンが壊れまして、
新しい物を発注したのが早二か月前。
納品予定が1月中旬…コロナの影響はこんな処まで。
(リモートワークでパソコンが品薄らしいです)

お察しの通り言い訳します。
させて下さい。
書きたくても書けませんでした。

そんな、いつも通りの言い訳から「いわ散歩」始まります。

本日11月18日(水)は1年生が2年に進級した際、
和洋どちらに進むかを決める大切な最終専攻日です。
和菓子・洋菓子に進級、パン科へ編入、はたまた進路変更。
毎年一人一人違う進路を選択します。
直前まで悩んでいる姿を見ています、自分の選択を信じて進んで行って下さい。

学生が進路に悩む中、私は4日連続の授業。
(4連ちゃんは久しぶりです)
先週の授業で気付いた点をいくつか。

「吹き寄せ」
・煮物や揚げ物を彩りよくお皿に盛る。
・寄席演芸で、種々の音曲から少しずつ寄せ集めた物。
・垂木や格子の組み方。
・落ち葉が風に吹かれ一所に寄せ集められた様。

上記の様に、さまざまな意味があります。

授業で表現するのは、こちらの吹き寄せ。


正面玄関で発見。
色とりどりで綺麗ですよね。

そして和菓子だと、こうなります。


半生・干菓子で盛り沢山に制作しました。

※半生・干菓子とは水分量の少ないお菓子の事。
 お茶のお供に最高です。


お菓子も綺麗ですが、自然には敵いません。
皆さんも是非、自然から学んで下さいね。


続いては…
「キントン植え付け」
キントンとは軟らかい物全般を指しています。
関東では寒天で固めた、軟らかい羊羹(正確には違いますが)を
ソボロ状に漉し出し餡に植え付けます。

元々が抽象的な形ですので、色や乗せる物で季節を表現します。
お客様が召し上がる前に、このお菓子は何を表現しているのかを考える。
そのひと時が素敵じゃないですか。
和菓子の醍醐味の一つ、私は大好きです。

今回は同色のキントン8種を制作。


左上から
「こぼれ萩」・「万両」・「紫式部」
「若竹」・「クリスマスツリー」・「岩根つつじ」
「蛍狩り」・「朝の露」

キントンでも考えさせられますよね。
でも究極は限りなく手を加えていないお菓子を、
菓名からひもとく事だと思います。

これからも学生に和菓子の良さ、
奥深さを伝えたいと感る一週間でした。


今日の1枚。


校庭で発見した市松模様。
柑橘類も人気のアニメにあやかるのかな の1枚。

自然に出来た模様なのに見事に四等分。

おまけの1枚。


実は1ヵ月前には発見していたの1枚。
多分、校長と私しか知らなかったであろう市松の実。

今日、洋菓子科の仲良しトリオ留学生が発見。
市松の会に仲間入り。
でも三人は模様よりも、たわわに実った八朔の味に興味が有ったのは内緒の話。

お後がよろしいようで。
おしまい。




追記…市松模様を発見しても、そっと見守って下さい。
   これからも色付きを楽しみにしています。

 

ブログ記事一覧

全て表示お菓子夢工房和菓子の心情熱パティシエ日記和菓子徒然にっき小さなパン教室通信教育ホットラインプロフェッショナルへの道お菓子にまつわるエトセトラお菓子に恋して