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映画・ドラマの題材になる「日本人と和菓子」


料理店や料理人が登場する映画・ドラマは少なくありません。和菓子店の様子が描かれることもあります。こちらでは、どら焼き店が舞台となった映画「あん」と、代表的な和菓子であるどら焼きについてお話しします。

■人と人を「あん」が繫ぐヒューマンドラマ映画
古くから日本で親しまれてきた和菓子。それだけに、映画やドラマの題材として取り上げられることも多くあります。
映画「あん」は、どら焼き店を舞台にしたヒューマンドラマ。店長の千太郎と、彼のどら焼き店で「働きたい」と申し出た徳江(樹木希林)を中心に、さまざまな人との交流が描かれます。故・樹木希林さんの最後の主演作となったこともあり、その名演が話題を集めました。特に、徳江が丹念に餡を炊く5分間のシーンが高く評価されています。
また、今期放送されている漫画が原作のドラマ「私たちはどうかしている」も和菓子屋が舞台です。この他にも、和菓子屋や和菓子そのものが取り上げられている映画・ドラマはたくさんあります。和菓子職人を目指す方であれば、こうした作品に注目してみてはいかがでしょうか。

■どら焼きの作り方とは?
餡を使う代表的な和菓子といえるのがどら焼きです。
どら焼きの生地は卵、砂糖、はちみつ、みりん、小麦粉、重曹などから作ります。まず、ボウルに卵を溶き、砂糖を加えたのちはちみつとみりんと加えましょう。その後、重曹、薄力粉を段階的に加えて混ぜ、ラップをかけて30分程度休ませます。その後、1枚ずつ焼いていきますが、一般家庭であればフライパンやホットプレートなどを使います。
餡の材料となるのは、小豆、グラニュー糖、水、水あめです。餡作りは製餡、蜜漬け、どら餡練りに大きく分けられます。どら焼き作りのなかでも、この餡の仕込みは難しく、和菓子職人技術力が求められる工程です。

■日本菓子専門学校で学ぶ和菓子作り
和菓子コースが設けられている製菓専門学校であれば、どら焼きの作り方についても学ぶことができるでしょう。日本菓子専門学校でも「製菓技術コース」でどら焼きの作り方について指導しています。お菓子作りに興味がある方は、ぜひオープンキャンパスにご参加ください。
上述した「あん」には、当校所属の小野教師が和菓子の技術指導で参加しています。映画を見て和菓子作りに興味を持った方の参加もお待ちしています。
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映画やドラマの題材になっていることからもわかるとおり、和菓子作りは単なる製菓ではなく、文化であるといえます。脈々と受け継がれてきた文化に触れ、和菓子職人として活躍したい方は、製菓専門学校への入学をご検討ください。
オープンキャンパスのお申込み・お問い合わせはこちらから
https://www.nihon-kashi.ac.jp/taiken
 

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