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パティシエには役職がある



一般的な職場のようにパティシエにも役職があります。こちらでは、パティシエの役職についてお話しします。

■経験と上下関係で役職が決まる
一般的な企業では役職が設けられています。一般社員から始まり、主任、係長、課長、次長、部長と経験や実績に応じて昇進していくケースが一般的です。こうした役職とは少し異なりますが、パティシエにも役職があります。
パティシエの起源であるフランスでは細かく役職が設けられており、その文化が現在も続いています。フランスにならってパティシエの役職が設けられている国は少なくありません。日本でも、役職が設けられている製菓現場はたくさんあります。
こうした役職制度が設けられている最もたる理由は、それぞれが役割分担して現場を回すためです。また、地位や給与を差別化し、パティシエのモチベーションを高める意味もあるでしょう。国の文化にもよりますが、年齢や勤務年数に関係なく、ハングリーに技術・知識向上に努めれば役職を上げることも十分可能です。
余談ですが、パティシエが被る帽子の高さが役職を示しているという話があります。しかし、起源のフランスにはそういった文化はないようです。対して、日本ではこの文化が定着しており、その現場における料理長が高さのある帽子をかぶるのが一般的です。

■パティシエの役職
パティシエの代表的な役職についてお話しします。それぞれの呼び名や役割について覚えておくと、製菓専門学校の卒業後に就職する現場で役立つかもしれません。
・シェフ
シェフは製菓長・料理長であり、その製菓現場においてトップのポジションです。小規模な個人店の場合、オーナーを兼任しているケースもあります。
・スーシェフ
スーシェフは副料理長・副製菓長であり、シェフの補佐を行うポジションです。シェフは一般的に下のポジションへの指示や経営を担当するため、実際に現場で調理に携わる機会はスーシェフのほうが多いかもしれません。
・シェフドパルティ
製菓現場によってはいくつかの部門に分けられています。各部門における責任者を担当するのは、シェフドパルティです。各部門の料理人のマネジメントを行います。
・プルミエ・コミ
プルミエ・コミは、ある程度経験を積んだ料理人を意味します。いわば、ベテランと呼ばれるポジションです。
・コミ
コミは見習い期間を修了したスタッフです。一人前になったばかりの段階といえます。
・アプランティ
現場に入ったばかりの新人はアプランティと呼ばれます。

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本場フランスではもちろん、日本でもパティシエの役職制度が設けられている現場は少なくありません。将来的にシェフになるには経験を積む必要があります。まずは、基礎を学ぶことから始めましょう。日本菓子専門学校では、パティシエになるために必要な技術や知識を学べるカリキュラムが充実しています。学校の内容を詳しく知りたい方は、オープンキャンパスに参加してみてはいかがでしょうか。
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https://www.nihon-kashi.ac.jp/taiken

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