アンポンタンドゥ

アンポンタンドゥ

「ベーカリーがケーキをやるのは当たり前」
ブーランジェのあり方を提唱し、
ベーカリー激戦区の千葉で、2店舗を経営する。

プロフィール

君塚 利和/製菓技術学科洋菓子科 26期生
ベーカリー、洋菓子店での修業を経て、2000年千葉県茂原市に「あんぽんたん」をオープン。2005年6月千葉県習志野市に2号店「アンポンタンドゥ」をオープン。
千葉県立大多喜高等学校卒業。

あんぽんたんは夢の架け橋

えっ?と思わず聞き返したくなるようなユニークな店名。実は「あんぽんたん」というのは、フランス語で「夢の掛け橋」という意味だ。今の子供たちに「あんぽんたん」といってもわからないし、若い世代には悪いイメージはなくて、むしろ親しみや優しさを感じさせる。お店の名前って愛着を感じさせるものなので、気に入っていると君塚さんは話す。でもこんなエピソードもある。焼き菓子を手土産に利用してくださった年配の方に「お店の名前を変えなさい。美味しいのに何でこんな名前を付けたの」と言われたそうだ。

パンと洋菓子の両方を学んだ経験が活かされる

店内にはパンだけでなく、ケーキまで入れると250アイテムぐらいはある。お客さんには少しでも多くのパンを知ってもらいたいという気持ちが品揃えの幅の広さにつながっているのだろう。リピーターも大勢いるこの店の人気商品は、サンドイッチ、デニッシュ、クロワッサン。それと洋菓子売り場では「あんぽんたんシュークリーム」が人気だ。この店のようにベーカリーでありながら洋菓子も充実し、チョコレートのピエスモンテが飾ってあるところはめったにないだろう。「ベーカリーがケーキもやるのは当たり前」と語る君塚さん。日本菓子専門学校の製菓技術学科を経て、修業時代には製菓・製パンのどちらも経験したことが今活かされているという。とくに良かったと思える点は材料に関して。「パン屋さんの材料」「ケーキ屋さんの材料」といった垣根をつくらず「何でもあり」のスタンスで、より良い製品、特徴ある製品をつくるための材料選びができること。それぞれの材料のことをしっかり分かっていないと、こうは言えない。そしてこれが本来のブーランジェのあり方だろう。

頭はケーキ屋さん、身体はパン屋さん

材料へのこだわりが、激戦区千葉でもお客さんを集める秘訣のようだ。君塚さんは「製品をつくるアイデアや感性は洋菓子店で、実際の作業はベーカリーの技術や技能」と話す。また、自分自身で食べて美味しいと思える製品づくりのために石窯にもこだわっている。さらに、ヘルシーをキーワードに天然酵母や「おから」を使った商品を開発しているという。柔軟な思考から生まれるパンやケーキこそ、君塚さんとお客さんの大切な「夢の掛け橋」となるのだろう。

アクセス

「アンポンタンドゥ」

習志野市津田沼6-3-14

TEL:047-452-6655

「あんぽんたん」

茂原市八千代1-8-5

TEL:0475-26-7877

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