本校元職員 馬場 加奈子さん フランス「パティスリー グルマン パー ステファン グラシエ」研修レポート3

本校元職員 馬場 加奈子さん フランス「パティスリー グルマン パー ステファン グラシエ」研修レポート3

2012年。あけましておめでとうございます。
皆さんはどんな年越しをされましたか?


日本ではクリスマスは恋人や友達と、新年は家族と過ごすということが多いと思いますが、フランスは逆で、クリスマスに里帰り、新年は友達と迎えることが多いです。
フランスのパティスリーやブーランジェリー(パン屋さん)はクリスマスから年末にかけて大忙し。


日本ではクリスマスといえばイチゴの乗ったショートケーキが定番ですが、フランスでは「ビュッシュ・ド・ノエル」という薪の形をしたケーキが一般的です。
私の働いているパティスリーもスタッフ7人の小さなパティスリーですが、1000台以上売れていきました。

ビュッシュ・ド・ノエル


日本にあまりないものが「サレ」いわゆるお菓子ではなく、お菓子屋さんで作る惣菜のこと。年中通してありますが、この時期が一番種類も作る数も多いです。
日本にはあまりない食材なんかもたくさん使うのでとても面白かったです。 

クリスマスにはクリスマスツリーの形をしたチョコもよく見られます。

 

フランスにはクリスマスにフォアグラやチーズなど食べることが多く、それらを使った惣菜(カナッペと呼ばれるものやトレゥ―ル)もよく出ました。

年が明けてすぐの行事が「エピファニー」
1月6日にあたるこの日に「ガレット・デ・ロワ」というパイにアーモンドクリームをサンドして焼いたお菓子を食べる習慣があります。
中に「フェーブ」という人形などが入っており、切り分けてみんなで食べたときにフェーブに当たった人は良い一年を過ごすことができるといわれています。
このガレット・デ・ロワは最近ではみんなで集まることを考慮して1月の6日ではなく第一日曜に食べることが多いようですが、第3週目くらいまでどのパティスリーやブーランジェリーでも目にすることができます。


私のいるパティスリーでもクリスマスが終わったと同時に毎日ガレットの仕込み。
ほとんどのパティスリーやブーランジェリーは伝統的なガレットの他にお店のオリジナルの味も作るのですが、私のいるお店も今年は「ポンム・オランジュ(リンゴとオレンジ)」「フランボワーズ(ピスタチオと木苺)」と伝統的なものの3種類。


私も今年は友人と新年会をかねてみんなでガレットパーティーをしました。
ガレットを食べるときにフェーブに当たらないかドキドキして、歯にフェーブが当たった瞬間は本当にうれしくなります。

日本もおせちと一緒にみんなでガレットで運試しをするのもおもしろいかもしれません。
フェーブもお店の名前や年号が入っていたりして、これを集める人もいます。 

ホールのガレットを買うと、フェーブが当たった人のために王冠もついてきます。
これもまたオリジナルが多いです。

 

第1弾研修レポートはこちら
第2弾研修レポートはこちら 

 

馬場 加奈子さん
熊本県立済々黌(せいせいこう)高等学校 出身
日本菓子専門学校 45期生(2006年3月卒業)
第45回技能五輪全国大会(中央職業能力開発協会主催) 金賞

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